小さな女の子が婦人科に行くとき


小さな子はふだんから 何だかんだと

病院に行く機会がありますね。

病気やけがは通常、15歳までは小児科でみてもらいます。

でも、女の子の場合 婦人科で診察する事もあるのです。


それってどんな時?何だか心配なんだけど?

これまでは病院へ行くことも少なかったけど、
女の子がいるし気になる。

という方へ 3人の娘をもつ現職看護師(&助産師)として
両方の視線で紹介していこうと思います。



目次

1、どんな場合があるのか

まずはどんなときに 婦人科で
みてもらうのかです。


陰部のケガ
→珍しくないのがケガです。
     
陰部をぶつけたりすることが
多いです。
     
自転車で転んで、ふざけて、
きょうだいケンカして…

などなど原因は本当にさまざまです。

     

その中でも ひどい打撲や
出血するような傷がある場合、

トイレに支障が出たりします。

だいじな所ですので、

本人がつらそうでなくても 傷ができていたりや腫れている場合は受診してください。

場所が場所だけに 傷がひどくなってしまうことがあるからです。



異物が入った、入れてしまった

→えっそんなことが?ということが
あるのが小さい子ですが…

鼻や耳…穴という穴に興味があるのですよね。

ですが、まさか大事なところに
 なにか入ってる??
     
どうしてそんなことになるのか…
それはべつとして、
     
だいたいかゆみが出てきたり
小さい子でもおりものが増えてきたりします。

こういう場合、やはり婦人科のほうが診察しやすいと言えます。


女性臓器の問題

     →純粋に病気が疑われる、経過をよく見たほうがいい場合。

小児科と協力して診察されます。


2、いつ受診すればいいのか

     トイレに行けない、おしっこができないというとき
はなるべく早く受診してください。

     
 痛みが続いているというときも
受診しましょう。
 

3、傷ができたときどうする?

        


①傷ができたり出血しているときは

できそうなら、ぬるま湯でそっと
よごれを落としてください。

拭くときは そっとおさえて水分を取ります。
       
それから清潔な下着と 清潔なナプキンかガーゼをあてます。

       
すぐに受診できないときは 状態をよくみてください。

                         


 ②異物が入っているようだ
それがその場にある場合は、病院へ持参してください。

無理にとろうとすると、傷になったりすることもあります。


4、まとめ

     
女の子が大事なところにけがをしてしまった 

トイレで用が足せない

腫れて痛がっている

     
こんなとき まずは小児科受診で大丈夫です。

おそらく小児科のほうが近くにあって

すぐにかかれるでしょう。

場合によっては小児科から婦人科へ紹介されることもあります。

なるべく早くよくなるよう先生と相談してください。
     

おまけ

 おうちでは 痛みがあるときやつらそうなときは
 なるべくおちつくように声をかけてあげてください。
 腫れに対して冷やすこともありますが、嫌がるときはしません。


なるべくなら 病院にいくような状況に
ならないことを願うのですが
もしもアクシデントがあったときは 
  よりよい対応ができるよう
  役に立てるとうれしいです。