どんなとき 婦人科に行けばいいのかな?

こんにちは、総合病院の産婦人科で働いています、助産師てんです。

病気の中でも女性ならではの症状は、なかなか相談しづらいですよね。

いま現在 なやんだり困ったりする症状があって、これを読まれている方もいるかもしれません。

そのような方のためになるべくスムーズに困ることが少なく受診できるよう紹介していこうと思います。

全国で利用されている検査キット


目次
1、婦人科と産婦人科の違いって?
2、婦人科ってなにがわかるの?
3、婦人科の診察って実際どうなの?





婦人科って どんな時にかかるの?
なんだか気になる症状があるけど これって婦人科でいいの?



そのような おなやみの方にまずお伝えします。

結論は 

ふだんの生活で困っているのであれば受診しましょう

という答えになります。

えー気が向かないなぁ。と思われましたか?

では その不安を少しでも減ることを願って 紹介していきます。


婦人科と産婦人科ってどう違うの?

受診しようかなと思ったら、産婦人科と婦人科ってあった。

どうちがうの?

という具合に 産婦人科と婦人科の違いに迷われる方も多いようですが、

結論としては どちらでも大丈夫です。


ただ “産科、マタニティクリニック”とあるときは
"妊娠を希望するか 妊娠中の方"専門の場合があります。


ですが女性の体を診ると言う点では 産科の先生も専門ですので
診察は可能ではあります。
困ったときは尋ねてみるのが良いと思います。



ここでひとつ注意がいるのは 乳房 です。

母乳や成長に関係するものは産婦人科なのですが
乳がん検診を クリニックや、病院で受けたいときは
外科です。
注意してくださいね。



婦人科では どういう事がわかって治療できるの?

  • 子宮頸がん(しきゅうけいがん)検診 というものを耳にされませんか。

子宮頸がんを早期に発見するための検査を受けられます。
子宮がん検診 と表記されていることがありますが、
子宮頸がんの検診のことです。
 
子宮がんには「子宮頸がん」と「子宮体がん」があり
同じ子宮にできるのですが 検査は別です。

日本では20歳以上の女性は子宮がん検診を受けることを推奨されています。
出展:厚生労働省HP がん検診

子宮がん検診は性交渉の経験がない、いわゆる処女の方でも受けられます。



  • どんな病気があるの?こんな症状は?

 
実際に婦人科では これらの症状などをみてもらえます・


生理(月経)に関して

子宮や膣が下がる?

更年期症状ってこれ?

おりものやかゆみ
         
陰部をぶつけた 傷ができた


などなどについて診察を受けられます。




診察って怖くない?

多くの方の心配は 婦人科の診察がよくわからないけど

恥ずかしい、痛いんじゃないかということですよね。



婦人科では 大きく簡単に分けて

 問診室と内診室(内診台)の二か所での診察があります。


内診室では下着を脱がなくてはならないので、当然恥ずかしさがあります。

短時間で確実に診察ができるように、スタッフも配慮しています。

必要なことに関しては、前もってお話します。

必要でない診察や処置はもちろん行いません。



また緊張は 力が入るので 痛みが強くなる時があります。

病院にいく前から気になっていたことや 心配していることは

少しのことでも どうか先生やスタッフに教えてください。






どうでしょう。
婦人科へのかかり方などに
すこしイメージが持てたでしょうか?

すこしのことでも 症状があることに慣れてくることもあります。

日常生活で困っている=自分自身の生活が満足に送れない
と言えます。

そういうことが少しでも減って
同じ女性として、楽しい毎日のために
お役に立てれば幸いです。




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